春の肌寒い夕方の想い出

今から、約30年前の極真 内弟子修行時代
春の肌寒い夕方の想い出、、、

***
何かのお供で事務長(大山総裁の奥様)と池袋の街をご一緒に歩かせて頂いた時

偶然、街の片隅に乞食(ルンペン、今でいうホームレス)の方の横を通り過ぎた後に、、、

「石黒くん、総裁はね、、、
困った人達をみると黙っていられなくなっちゃうのよ、

ある時ね、
今日みたいな肌寒い日に薄着で寒そうなルンペンにね、
自分が着ていたセーターを脱いで、
そのルンペンに着せてあげちゃうのよ、、、

わたしが肌着一枚にになった総裁に、
あなた寒くないんですか?、と聞くと、、、

私は鍛えているから大丈夫、
平気だよ、
と答えるのよ、、、

(本当は総裁が寒そうに見えたそうです。)

あなた達、極真の内弟子はね、
困っている人達の味方、弱者の味方になるのよ、、、

総裁の下でしっかりと学びなさいよ、、、」

と、、、、

***
本日、蒲郡道場の指導が終わり、
肌寒い道場にてフッと思い出した約30年前のエピソードでした。

いつもお世話になり本当にありがとうございます。

皆さま、今後とも宜しくお願い申し上げます。(^^)

押忍 石黒康之春の肌寒い夕方の想い出 春の肌寒い夕方の想い出

徒弟制度(内弟子制度)

徒弟制度(内弟子制度)

■修業とは矛盾に耐えることを覚えることといっていい。

■前座という修業期間には徒弟制度という矛盾に耐える稽古を積んできた者の方が、人間的な幅がつく。

ところが下手をすると、この形式に耐えてきたというだけで威張る者も出てくる。

■矛盾というか、いいたいこともいえないし、自分の意見や主張がまるでいえない状態に耐えてきた人の方が、後になって、後輩に対して思いやりがあるようになるもので、ストレートに育ってきた者より、はるかに理解力がある。

立川談志(落語家)

押忍!徒弟制度(内弟子制度)

稽古とは「古を稽(考える)」、よって食事をとり睡眠をとり、トイレに行く様に毎日毎日当たり前にしていかないといけないのである。

本日(H28・1・19)の様な寒波到来、雪が降る、
そんなある寒い日の総裁稽古(内弟子のみ参加可能)でのお言葉…、

「君たちぃねぇ、
今日は雪が降るから、稽古しない、
今日は雨が降るから、稽古しない、
今日は台風が来るから、稽古しない、

そんなこと言ってたら、
君たち、いつ稽古するのぉよぉ~~

雪が降ろうが、
台風が来ようが、
槍が降ろうが、(;_;)

いつ如何なる時でも稽古するのぉよぉ~
やらない、できない理由を探し出したらキリがないのぉよぉ~

ダメだよ~

きみたちぃ、 稽古だよ~〜

わかったぁ! 」

極真 大山倍達総裁

***
「このシリーズ、あくまでも、
わたし石黒が第十九期生として内弟子修行した三年間当時の、
拙い記憶、日記、メモをもとに書かせて頂いております。

強烈猛烈な師匠への憧れ、 尊敬、
何度でも何度でも、繰り返し繰り返し、同じお話をされる総裁。

その強烈なインパクトで、今もって総裁のお言葉が頭に耳にこびり付いております。

その辺りを御理解して読んで頂けると非常に幸いであります。

内弟子諸先輩後輩の皆様方、また優秀な極真会館、師範、先生、先輩、後輩の皆様方がおられる中、
誠に僭越では御座いますがあえて書かさせて頂いております、御理解の程をどうか宜しくお願い申し上げます。

いつも本当にお世話になりありがとうございます。

今後とも御指導御鞭撻の程を宜しくお願い致します。」

押忍!稽古とは「古を稽(考える)」、よって食事をとり睡眠をとり、トイレに行く様に毎日毎日当たり前にしていかないといけないのである。 稽古とは「古を稽(考える)」、よって食事をとり睡眠をとり、トイレに行く様に毎日毎日当たり前にしていかないといけないのである。 稽古とは「古を稽(考える)」、よって食事をとり睡眠をとり、トイレに行く様に毎日毎日当たり前にしていかないといけないのである。

良い事は他人のせい、悪い事は自分のせいにする

良い事は他人のせい、悪い事は自分のせいにする 良い事は他人のせい、悪い事は自分のせいにする 良い事は他人のせい、悪い事は自分のせいにする 良い事は他人のせい、悪い事は自分のせいにする 良い事は他人のせい、悪い事は自分のせいにするある日の会館朝礼にて、

「君たちぃー、
いまから言うことをよーく、おぼえておきなさい!

[良いことは他人(ひと)のせい、
悪いことは自分のせいにするのよぉ!]

自分がたてた手柄はな、
他人(ひと)がやりました、とすんなりと手柄を譲る、
自分がやりました、と絶対に言うなよ!

それとは逆にな、

他人(ひと)がおかしてしまった悪事、悪いことはな、
すべて自分がやりました、と自分のせいにする!

それが漢(おとこ)の生き方や!

昔な、戦後のドサクサの時にな、
ある親分がいた、

その親分はな、子分がしでかした悪事、罪をな、
じぇんぶ(全部)、自分がやりました、
子分はなにも悪くありません、
責任はすべて自分にあります、と言ってな、
刑務所に長ーく入った親分がいたのよぉ!

そういう生き方こそ、
漢(おとこ)の中の漢(おとこ)や!

その後な、
その親分の組織は、でぇーかく(大きく)なったのよぉーーー!

と、いうことでな、

君たち、
[良いことは、他人(ひと)のせいにする。
悪いことは、自分のせいにする。]

よーく、おぼえておきなさい!

どちらかと、いうとね、
陽徳は罪になります。
陰徳を積むのよぉーー

わかったぁーーー 」

 

極真 大山倍達総裁

 

***
「このシリーズ、あくまでも、
わたし石黒が第十九期生として内弟子修行した三年間当時の、
拙い記憶、日記、メモをもとに書かせて頂いております。

強烈猛烈な師匠への憧れ、 尊敬、
何度でも何度でも、繰り返し繰り返し、同じお話をされる総裁。

その強烈なインパクトで、今もって総裁のお言葉が頭に耳にこびり付いております。

その辺りを御理解して読んで頂けると非常に幸いであります。

内弟子諸先輩後輩の皆様方、また優秀な極真会館、師範、先生、先輩、後輩の皆様方がおられる中、
誠に僭越では御座いますがあえて書かさせて頂いております、御理解の程をどうか宜しくお願い申し上げます。

いつも本当にお世話になりありがとうございます。

今後とも御指導御鞭撻の程を宜しくお願い致します。」

押忍!

極真空手 若獅子寮

国際空手道連盟(国空連)
極真会館 総本部 内弟子 若獅子寮 寮訓寮則

<若獅子寮 寮訓>
吾が寮は希望に燃える若獅子の寮。時あらば世界に獅子吼せんと切磋琢磨、努力精進し武道家として全き完成を願う、難行苦行修行の共同宿舎である。

一、 吾々は、難行苦行の修行者として、心の汚れを持たず、常に衣服、室内を清潔に保つこと
一、 吾々は、押忍の精神を保ち、日々刻々何処においても戦場に立つ者の心構えを持つこと
一、 吾々は、良き武芸者たらんがため、文武を通じて、心・技・体を鍛えること
一、 吾々は、何事においても率先実行を旨とし、よりよき模範と指導を心掛けること
一、 吾々は、常に慎重を期し、礼節をわきまえ、武人としての誇りを忘れざること
一、 吾々は、一年で黒帯、二年で準指導員、三年で正指導員となるよう努めること
一、 吾々は、練士、教士、範士の資格を得、国内外における指導者となるよう心掛けること
一、 吾々は、同じ修行者として相和し、事に当たって、武の道人の道を忘れざること
一、 吾々は、力量、技量、速度、跳躍について不断の探求を怠らざること
一、 吾々は、常に薄氷を踏む戦士として、日々の修業を一義とすること
一、 吾々は、初心貫徹のため、青春の気迫を燃焼し、常に宇に挑む姿勢を忘れざること
一、 吾々は、困難を耐え、空手の本義である自己との闘いに打ち克つこと
一、 吾々は、終生を極真カラテ一筋に生き、信仰と信念を持って、社会の範となるように努めること
一、 吾々は、極真カラテの礎となるため、館長の手足となり率先して会館の業務に協力すること
一、 吾々は、寮訓・寮則を遵守し、希望の朝を迎え感謝の夕べを送るよう努めること

<寮則>
一、 寮生は、入寮当初は会館の空気に慣れるため、自主稽古以外はできないものとする
一、 寮生は、入寮後三ヶ月間は無休とし、それ以後一年までは二週に一度の休みとする
一、 寮生は、一年を経た者は週に一度の休みを与えるが、緊急の際はこれを返上し、会館の業務にあたること
一、 寮生は、朝六時半の起床、夜十一時半の消燈を厳守すること
一、 寮生は、寮の秩序を保つため、寮生の中から副寮長を選び、事務局長の下に寮長が置かれるものとする
一、 寮生は、外出の際、必ず寮長に外出先と帰寮時間を申し出ること
一、 寮生は、寮生以外の者が泊まる時は寮長ならびに受付に許可を得て、朝礼に必ず参加させること
一、 寮生は、毎年三月に選考され、四月に入寮式を行い、三年の修業期間を終えた者は三月に終了式を行うものとする
一、 寮生は、三年間の寮生活終了後、最低一年間は本部の指定する海外あるいは国内の研修生として自己の研鑽に努めること
一、 寮生は、入寮年度の規定に従って寮費を納入のこと
一、 寮生は、早朝の合同稽古に全員必ず参加し、道場の稽古以外に絶えず稽古を心がけること
一、 寮生は、毎週一回金曜日の夜、館長との食事の時間を持ち、この夕食会には寮長、事務局長ならびに館長の指名を得たもののみ参加できるものとする
一、 寮生は、週に一度、英会話ならびに精神訓話の講義を受け、教養の向上に努めること
一、 寮生は、掃除、食事を当番制とし、洗濯は自ら行うこと
一、 寮生は、寮の規律維持のため、寮生以外の者の立ち入りを禁じること
一、 寮生は、自分に与えられた業務は、最後まで自分で責任をもって遂行すること
一、 寮生のうち、日常生活、技量の成果において優秀と認められた者および会館に非常な貢献をなしたる者は、これを表彰するものとする
一、 寮生ならびに寮に関する事項はすべて委員会で討議され、館長の裁可を得るものとする。

押忍!極真空手  若獅子寮 極真空手  若獅子寮 極真空手  若獅子寮 極真空手  若獅子寮 極真空手  若獅子寮

水炊きの思い出

水炊きの思い出 水炊きの思い出 水炊きの思い出 水炊きの思い出 水炊きの思い出毎週金曜日夜、
極真 総本部 帯研(黒帯研究会)終了後の若獅子寮夕食会(内弟子と総裁との食事会)での思い出…、

☆☆☆
昨日、久しぶりに自宅にて若獅子寮名物水炊き(総裁との夕食会は必ずこのメニューなのです。)を作ってみました。

作りながら、様々なエピソードを思い出しました。(^^;;

因みに、この水炊き私の家族も大好物で喜んで食べまくってくれるのです!(*^_^*))
☆☆☆

そんな夕食会での一コマ…、
(因みに私が内弟子三年目での事です。)


毎週金曜日夕食会が通常通りに大大大緊張感の中、始まる。


総裁
私(石黒)の顔と水炊きの鍋の方を繰り返し眺めながら、

「ぅ、う~ん」

と、ため息をつく。



何か不手際があったのか、と不安になり大緊張感に包まれまくる。


総裁
「しかし、君は、太らないねぇーーー

だいたい寮に三年間もいれば太って筋骨隆々としてくるモンだがねぇーーー 」



「押忍! 失礼しました!」

これ以外の言葉が出ようはずがありません。

と、いうのも、

私の若獅子寮在住の三年間含め、
競技選手現役当時の体重は62、3キロ。(;_;)

超非力にて諸先輩方からは、
地上最弱の内弟子、しっかりとしろ、と常にご指導を頂いていた位なのでしたから。(;_;)笑
(今のぽっこりお腹の体重80キロからは全く想像出来ないのですが、笑)


総裁
しばらく考え込んでから、

「君ぃ、

君はこれから、玉葱を生のままバリバリ、バリバリ、

と、たくさん食べなさい!」



何故に玉葱を…?

しかも、生のままで…?

何故に、ナゼに…、?と考えながらも、

一言、

「押忍! 分かりました!」


総裁
上を向きながら、目をつぶって、

「うん、うん、」

と頷く。



「押忍! 分かりました!」と威勢良く返事をしたものの、

未だ、頭の中は、

なぜ、?
玉葱を生で…、ナゼに…、!?(・_・;?


総裁
その私の様子を察したのか、

「君の、お腹の中には、たぶんムシがいるよ、

たぶん….、

ムシがいるから、食べた栄養が身にならないんだよ~~

玉葱を生のまま食べたらそのムシが死ぬのよぉーーー 」



「押忍!」(;_;)

しかし、内心は、
(ひぇー、ムシかーー、何故にムシなんだーーー (;_;)笑)


総裁
その私の狼狽ぶりの様子が可笑しいらしく、

子供の様な満遍な笑顔で、

「ケケケケ……、よろしい、よろしい、」



超真面目な顔で、

「押忍!」

内弟子はどんな時も一言、
「押忍!」あるのみなのであります!笑

極真 大山倍達総裁

☆☆☆
今、考えますと、

大山総裁は超緊張感に包まれている内弟子達を、
たまにユーモア満天に接してくださり、
心を緩め解きほぐして下さっていたのだと思います。

よく、総裁は、

「私と君たち(第19期生)とはお爺ちゃんと孫の世代だよ。」

と仰って下さいました。

当然、私には本当のお爺ちゃんお婆ちゃん、親父お袋がおります。

しかし、

血こそ繋がってはおりませんが、
それ以上の「何か」を未だに総裁には感じてしまうのです。

(大変恐れ多い発言ではありますが、大山総裁と師弟関係を結ばれた皆様であれば、どなたでも首を縦に振って頂ける事実であると思います。)

本日も拙い文章にお付き合い下さりまして、
誠にありがとうございます。

今後ともどうか宜しくお願い致します。

押忍! 石黒康之

馬は乗ってみよ、人は沿ってみよ

ある日の会館朝礼にて…、

[えー、君たちぃー、

「馬は乗ってみよ、人は沿ってみよ」

と、いってな、

どんな名馬と言われている馬でもな、

実際に乗ってみないと名馬か駄馬かは分からないよ!

それと同じくな、

人間もな、実際に会ってみて暫く付き合ってみないとな、

その人間の真価は分からないよ!

私のこと、会った事もなく、話した事もないのに、

あれこれと悪く言ったり批判したりする人間が沢山いるよ!

いいか、
世の中な、目が開いている人間が半分、目が開いていない人間が半分や!

(物事の本質が掴める人間が半分、物事の本質が理解できない人間が半分。)

大事なのはな、
君たちがどちらの人間になるかや!

極真から(若獅子寮から)逃げた人間、出てった人間は沢山いるよ、

そういった人間にもな、その人間の理屈があるよ、

泥棒にも理屈があるんだから!

でもな君たち、

君たちの様にな、
どんなに虐げられ、クチャメチャにされ辛く、
苦しい思いをしてもな、
辛抱してガマンしている人間もいるんだよ!

どちらを選ぶかや!

君たちには道を踏み外さないでもらいたい!

公明正大に、覇者王道を正々堂々と歩いてもらいたい!

わかったぁ! 」

極真        大山倍達総裁

***
「このシリーズ、あくまでも、
わたし石黒が第十九期生として内弟子修行した三年間当時の、
拙い記憶、日記、メモをもとに書かせて頂いております。

強烈猛烈な師匠への憧れ、 尊敬、
何度でも何度でも、繰り返し繰り返し、同じお話をされる総裁。

その強烈なインパクトで今もって総裁のお言葉が頭に耳にこびり付いております。

その辺りを御理解して読んで頂けると非常に幸いであります。

内弟子諸先輩後輩の皆様方、また優秀な極真会館、師範、先生、先輩、後輩の皆様方がおられる中、
誠に僭越では御座いますがあえて書かさせて頂いております、御理解の程をどうか宜しくお願い申し上げます。

いつも本当にお世話になりありがとうございます。

今後とも御指導御鞭撻の程を宜しくお願い致します。」

押忍!馬は乗ってみよ、人は沿ってみよ 馬は乗ってみよ、人は沿ってみよ 馬は乗ってみよ、人は沿ってみよ 馬は乗ってみよ、人は沿ってみよ 馬は乗ってみよ、人は沿ってみよ