秋季昇級審査合宿

秋季昇級審査合宿

秋季昇級審査合宿

合宿1日目/10月30日(土)

台風14号の嵐の中で合宿稽古はスタートしました。
初日稽古は日帰り参加した生徒も加わり、豊富な解説の中で丁寧に基本稽古の指導が進められ、続いて型を行った後に、夕食を挟んで集中的に型の稽古が行われました。
審査に参加する生徒は、夕食の空き時間にも自室でも、寸暇を惜しんで熱心に型を復習していました。
夕食後は、日帰り参加の生徒の審査受験予定者

を4つのグループに別けて、審査型を指導する方法が取られました。その後、2組に別れて受験予定者は石黒師範・市川副支部長により審査の型を、日帰り参加者は辻田師範代により鉄騎1~3・抜塞大をそれぞれ稽古しました。
日帰り参加者にとっては、型を後輩に教えながら《指導する事は自分自身が学ぶ事》であると実感し、同時に《先輩としての(権利と)義務・責任》も自覚した事でしょう。指導に回った後は、将来審査規定に加えられる予定の《新しい型(鉄騎1~3・抜塞大)》を全て行った事は、稀有な体験で大変有意義であったと思います。

最後に参加者全員が師範の前に出て行って、1人ずつ型試合形式で自分の希望する型を演武して、稽古は終了しました。通常の審査の型では、最低でも同じ帯の受験者が複数参加して型を実施しますから《独りきりの型演武》は、不安も緊張もあり良い修行になった様子でした。

秋季昇級審査合宿

合宿2日目/10月31日(日)

2日目は朝食を済ませて各自部屋に戻り型を復習した後で、9時から審査が行われました。
審査合宿は、通常の審査日には仕事の都合で参加出来ない生徒や、審査の受験資格を得る為の冬夏の合宿に参加出来ない生徒の為のものですが、今回は中級者以上の参加者が殆んどでしたから、新たな試みとして《体力テスト》において総本部の審査項目に準じて《柔軟での片足を頭の上に乗せての起立》《逆立ち歩行》《棒(帯)跳び》が特別に行われました。
《頭上足乗起立》では吉岡竜弥君、《逆立ち歩行》では鈴木啓太君、《棒(帯)跳び》では同じく啓太君と狩峰さんが見事に完遂しました。
引き続き、基本、移動、型が行われました。
内容は通常の審査と同じですが、参加人数と審査時間の関係で充分な時間を掛けられますから、移動稽古がかなり細かく指導され受験者も納得の審査でした。

審査合宿は冬夏合宿とは違い少人数の合宿ですから、より参加者間の親睦も図られ稽古や審査の面だけではなく、合宿としても大変に良いものとなりました。