2010 第5回Mt.富士型空手道選手権

2010 第5回Mt.富士型空手道選手権

8月29日(日)に袋井市のエコパアリーナにて、Mt富士型空手道選手権が開催されました。

2010 第5回Mt.富士型空手道選手権

2010 第5回Mt.富士型空手道選手権
静岡西遠支部からは4人の選手が出場しました。小学4年の部上級に参加した吉田亘輝君(浜松本部)は、前週に行なわれた支部内新人戦で優勝して今大会に臨みました。予選は持ち前の元気の良さを発揮して1位通過しました。決勝型は、かつては得意な「突きの型」でしたが、最近はより上を目指して「最破」で挑戦しています。今回は「最破」に変更してから時間が経っていませんから無難に演武してしまい逆転を許して2位となりました。今後の活躍が期待されます。

2010 第5回Mt.富士型空手道選手権
中学生上級の部には3名が参加しました。
藤﨑亮人君(湖北道場)は国際大会にも出場している有望選手で、最近の技術の向上は目覚しく横蹴りはトップレベルです。予選では蹴りで3回もふらつき4位通過となり、決勝の「最破」では予選のふらつきが頭をよぎり、いつものキレと演武力を見せつける事なく、残念ながら4位に終わりました。藤﨑選手は稽古ではかなり良い型をできるレベルに来たのですから、それを試合で出せる事が今後の課題となります。

2010 第5回Mt.富士型空手道選手権
鈴木捷平君(富塚道場)は国際大会でも予選を通過する選手です。
今回も予選を2位で通過し、決勝では逆点を許したものの、見事3位に入賞しました。組手試合と違い型試合での3位と4位とでは天国と地獄ほどの違いがありますので、入賞は喜ばしいことです。決勝では駿河支部の中原選手に逆転されたのですが、中原選手は「逆転しなくては」「頑張らないと入賞も危うい」と言う全身全霊で演武し気迫を感じました。一方、鈴木選手は「1位を狙おう」「最高の演武をしよう」と言う感じではなく、部活での筋肉痛を気にしている状態でした。
鈴木選手には稽古段階での更なるレベルアップと、試合での精神面での変化が期待されます。予選・決勝の採点をみても、一つだけ7・5点で残りが7・0点と言う上下差がなく平均的に高得点を取得できたのは鈴木選手のレベルの高さと安定感を証明しています。

2010 第5回Mt.富士型空手道選手権
林祥太朗選手(浜北道場)は国際大会の型競技で3度優勝している実力者です。今回も予選を1位通過し、決勝も1位となり貫禄の優勝。
賞状やトロフィーやメダルを沢山獲得する事は本人の自信にもなりますし、なにより経験を積むという事が大切です。今回も自分の型の出来・不出来を反省していましたし、優勝しながらも試合後には審判の先生に「自分の型の悪い点はどこでしょうか?」と謙虚に教授を頂きに駆け寄っていました。
支部の生徒で、これから型試合に参加し結果を出そうと考える選手は、今回の彼らのように大会に挑戦する事、経験を積む事が大切だと思います。(レポ-ト辻田)

大会結果

小学4年上級

 吉田亘輝 予選/1位通過、決勝/準優勝

中学生以上

 藤﨑亮人 予選/4位通過、決勝/4位
 鈴木捷平 予選/2位通過、決勝/3位
 林祥太朗 予選/1位通過、決勝/優勝