ある日の内弟子総裁講話より

ある日の内弟子総裁講話より、

「キミたちぃ、

「金」を失うのは小、あまりお金のことでグダグダ言うな!

金は天下のまわりモノ、と言ってな、

己の与えられた場所で、やるべき事をやるべき時にコツコツやっていればいずれ必ず回ってきます。

またな、
お金を人に貸すときはあげるつもりでお金を渡しなさい!

金の奴隷になるな!

男はなぁ、金の切れが良くないと大成しないぞ!

喧嘩が上手い奴が、金儲けも上手いぞ!

君達、ホントだぞ、
私の初期の弟子で喧嘩のうまかったヤツはみんな頭になって金持ちになってるぞ!

次にな、

「信」を失うのは大。

信とは信用、信義、自信などの「信」

10年かけて築き上げた信用も失うのは10秒だよ!

信を失うことはお金を失うことよりも大きいことです!

一時的に成功するとな、

世の中の有象無象、魑魅魍魎な人間たちがたくさん寄って来るよ。

しかしな、

自分が悪くなった時、
そういった人間たちは潮が引くようにいなくなるよ。

その時に近くに残ってくれた人間こそが本物や、

そういった落ち目の時に何も言わずに近くに寄り添ってくれる人間を、君たち大切にしろよ!

しかしな、キミたちぃ、

「勇気」を失うことは自分を失うことだぞ!

君達は勇気の固まりや!

その勇気はどこから出てくるか、というとな、

健康状態だよ!

健康状態が良くないと勇気が出てこないよ!

すなわち、

日々の稽古、学問、生活、いつ何を食べ、いつ寝るか、

そしてな、一日一日を稽古、学問、仕事で結んでゆく、

焦る必要はないよ、階段を一歩一歩登っていけば良い。

早熟腐ること早しというんだが、

君達は大器晩成を目指せばいいよ!

人間、壮年から晩年にかけてが勝負だよ!

だから、君達は私の内弟子、若獅子寮をえらんだんでしょ!

まぁ、がんばりなさい!

わかったぁ!」

極真 大山倍達総裁

押忍 石黒康之ある日の内弟子総裁講話より

受けた恨みは忘れてしまえ!

「受けた恨みは忘れてしまえ!

いつまでも、あいつがどうした、こいつがどうした、

ああした、こうした、とグチグチ、愚痴愚痴と言ってるな!

みっともない、逆に恨みに感謝してしまえ!

いいかよく訊けよ、

その逆にな、

受けた恩は絶対に忘れるなよ!

受けた恩は、どんな小さな恩でも何倍にして返しなさい!

受けた恩は憶えておく、岩に刻んでおく!

絶対にわすれない!

わかったかぁ!」

極真 大山倍達総裁

押忍!受けた恨みは忘れてしまえ!

道場 年末 大掃除

いよいよ今年も残り後わずかとなりました。(^^)

道場では一年間、お世話になった感謝の意を込めて恒例の大掃除を行なっております。

この自分達がお世話になった場所をしっかりと掃除する風習、感覚。

日本人の我々には当たり前の風習、感覚でありますが、
以前、本当に以前(確か15年以上前?)ですが、
外国人のお弟子さんからお金(道場使用料)を払っているのに、
何で掃除をするのか?的な質問をされた事がありました。

文化の違いとはいえ、大変驚かされた記憶があります。

日本であれば当たり前の、
自分自身が学び向上する場所に感謝の意を込めて毎回掃除をする。

学校、お寺、神社などを綺麗に掃除して当たり前。

そんな日本国に日本人として生まれて来て本当に良かったな、と実感したのを思い出します。

しかし、最近ではその日本が日本でなくなりつつある様な気がしてなりません。

日本の良き風習、良き文化、良き作法、良き事柄をしっかりと次世代に繋いで行くのが使命であると歳をとるごとに強く強く感じております。

最近の悪しき風潮である、
文句、苦情、クレームを言えば何でもかんでもがまかり通る的な考えは私には相反しますし大嫌いです。

少なくともその様な人たちは、
私の道場には居れない様な環境づくりをし指導を厳しくしていきたいと常々考えております。

何はともあれ、寒い中での大掃除本当にありがとうございました。(^^)

心より感謝申し上げます。

押忍(^^) 石黒康之道場  年末  大掃除 道場  年末  大掃除 道場  年末  大掃除 道場  年末  大掃除 道場  年末  大掃除 道場  年末  大掃除 道場  年末  大掃除 道場  年末  大掃除 道場  年末  大掃除 道場  年末  大掃除 道場  年末  大掃除 道場  年末  大掃除

眼の輝き

「情熱は眼の輝きとなって現れるよ。眼に輝きのある入門者は必ず伸びるよ。」

極真 大山倍達総裁

押忍!眼の輝き

ある日の極真会館 総本部 朝礼にて

ある日の朝礼にて、

「金もいらぬ、名誉もいらぬ、命もいらぬ人は始末に困るが、そのような人でなければ天下の偉業は成し遂げられない。」

山岡鉄舟先生を称して西郷先生が讃えた言葉や!

いいか、よく聞けよ!

金も、名誉も、女も、追っかけたら駄目だぞ!

金が、名誉が、女が、追っかけて来る男になれよ!

磁石の原理や!

無欲は大欲や!

わかったぁぁ~!」

極真 大山倍達総裁

☆☆☆
皆様、御理解いただけているとは存じますが、
大山総裁のお言葉は全て総裁の経験上体験上から出ており、
物凄く奥が深く、裏の裏、またその裏位まで読まないと、日常生活に支障をきたして?(;_;)しまう場合があります。
日々の生活やお金の管理、掃除整理整頓方法、読書法、稽古方法などに関しては事細かく教えて頂いております。^^;

押忍!ある日の極真会館 総本部 朝礼にて

ある日の極真空手 創始者 大山総裁との想い出

ある日の会館ロビー番業務でのこと…、

(ロビー番とは、池袋の極真会館総本部道場の門を守る業務。
いわゆる会館(総裁)を不審な人物などから守る業務、防人の人、守衛業務であります。
お寺でよく見かける阿吽の像(金剛力士仁王像)の様な役割?をする業務です。

基本的に二人一組でロビー番業務にあたります。)


「ピッ」、と総裁室または四階の総裁の元御自宅と指導員室直通インターフォンが鳴る。
(私が内弟子だった第十九期生当時、総裁は会館ではなく石神井に御自宅を構えられておりました。)



全速力猛ダッシュで総裁室まで駆け上がる。(または四階元御自宅まで)

総裁室到着後はメチャクチャ大きな声で、

「おぉっす! 失礼します!」

と挨拶し入室する。

(多少でも声が小さいものなら大変な大目玉を総裁よりいただきます。(;_;)笑)


総裁
(写真の様に)幾つかの新聞に目を通しながら、新聞の新刊本案内をいくつか素早く切り抜き、

「キミぃ、この本を全部買って来なさい!」

と指示を出す。

(毎回、一度に買ってくる本は優に十冊近く。購読されていた新聞は確か五紙以上?)



「押忍! 分かりました!」
と、
そのまま、猛ダッシュで階段を駆け下り、

くりくり坊主の五厘刈り、懐かしの極真ジャージにサンダル履きで、
当時バブルに浮かれる同年代の若者たちを尻目に池袋のありとあらゆる本屋さんを駆けずり本を探し回る。

そして、全て買い終わったら会館総裁室まで全速力の猛ダッシュ!

「ただいま買って参りました!」


総裁
「ぉお!よろしい、よろしい、ご苦労さん、ありがと、ありがと!」

そして、

「そこで待ってなさい。」

と指示を出す。



不動立ちで微動だにせず三十分以上、直立不動。


総裁
買ってきた本を、二、三ページづつ、パラパラとめくり、本を仕分けしだす。

仕分け終わると、半分位の本を、

「キミぃ、この本は五階の倉庫にしまって来なさい!」、と。



何故に買ってきたばかりの本を倉庫にしまうのか?、と目が点。(;_;)


総裁
すぐにその目が点状態の私に気付き、

「キミぃ、私は、本を二、三ページ読めば、
その本がくだらない本か、読むに値する本かが、分かるのよぉ~」、と。

続けて、

「キミぃ、良い本をまずは百冊読みなさい!

読みながら感動、感銘した言葉には必ず線を引き、ノートに書き出す。

これを百冊しっかりとやったら、

キミぃ、

君も本が書けるよ!」

と、ニャっと子供の様な笑顔で、

しかしながら目だけは笑わずに眼光鋭く私を睨む。

極真 大山倍達総裁

☆☆☆
因みに内弟子時代、何故だか私は本の買い出しの役目が多かった様な気が致します。

それならば、と私は大山総裁に頼まれた本を極力メモし、
出来うる限り、大山総裁と同じ本を読む様に努力しておりました。

今考えると、子供ながらにそれほど師匠に憧れ、頭の中まで同化したかったのであると思います。

押忍! 石黒康之ある日の極真空手 創始者 大山総裁との想い出

大義を貫き覇者王道を歩くために

「権力に媚びることなく、暴力に屈することなく、金の奴隷にならない!」

その為には(いわゆる大義を貫くためには)あえて、、
権力に媚びる様に見えることをしないといけない時があり、
暴力に屈する様に見えることをしないといけない時があり、
金の奴隷になっている様に見えることをしないといけない時がある。
小さなことにあえてこだわってはいけない時がある。

全ては大義を貫くために覇者王道を歩くために!

(この教えも大山総裁に教えていただきました。)

押忍 石黒康之

あまり正義、正義に走るのは個人的に恐ろしいことであると感じております。

 

「小事を気にせず、流れる雲の如し」大義を貫き覇者王道を歩くために

何のために強くなるのか?

何のために強くなるのか?「何のために強くなるか?それは自分に打ち勝つためであり、義を通すためであり、人を導くためである。」

極真 大山倍達総裁

 

押忍!