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ボール蹴り
おそらく、大山総裁が考えられた、極真空手独自の鍛錬法であると思われます。
極真会館 旧総本部 2階道場には下から1m90㎝、2m10㎝、2m30㎝の3つの高さのボールが吊るされておりました。
この3つのボールを総裁より跳び後ろ回し蹴りで、全て蹴るように命じられるのです。
(さすがに私の極真空手の力量では無理でありましたが、楽々とこなされる先輩方を、いつも羨望の眼差しで見ていたのを思い出します。)
晩年の大山総裁は自力本願の稽古の重要性を常に説かれておりました。
50歳を過ぎて、その意味がやっと分かりかけて来た様に感じます。
稽古をすればするほど、空手道(極真空手)の奥深さを痛感しております。
押忍 石黒康之