無名有力

無名有力

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【足の裏的人間になれ】
田中真澄氏の心に響く言葉より…

《貴いのは足の裏である》(坂村真民)

貴いのは頭ではなく手でなく

足の裏である

一生人に知られず

一生きたない処と接し

黙々として その務めを果たしてゆく

足の裏が教えるもの

しんみんよ

足の裏的な仕事をし

足の裏的な人間になれ

これまでに、どれだけ多くの人が、この詩を繰り返し読みながら、自分を励ましてきたことでしょう。

大半の人間は人に知られることもなく、日々の仕事を真面目にこなし、家族を守り、精神的にも、経済的にもゆとりをもって一生を終えていくのです。

そういう足の裏的人たちのおかげで、私たちは毎日安全な暮しを送れるのです。

そのことが理解できれば、私たちも足の裏的人間に徹して、人生を堂々と生きていけるはずです。

「裏」に価値があることを忘れてはなりません。

1996年、米国の2人の大学教授が著した『となりの億万長者』(早川書房)は米国のお金持ちを詳細に分析したものですが、その結果に多くの人は驚かされました。

彼らの生活は意外にも地味で、勤勉で、質素で、倹約家であり、アメリカ映画で見るような派手な生活を送ってはいなかったからです。

この本の中に次のような一節があります。

「テレビや新聞は、億万長者の質素な生活ぶりを報道していたら、テレビの視聴率や新聞の購買率はガタ落ちだ。

質素で地味な生活を送る億万長者は、少しもかっこよくないし、観察してもおもしろくない。

宝くじに当たったり、クイズ番組で優勝して一夜にして金持ちになる人なら記事になる。

だが、そんなことで金持ちになる人はほとんどいない」

この米国の状況は、そのまま日本にもあてはまります。

本当のお金持ちの人たちは総じて、勤勉で、地味で、質素で、倹約家で、しかも泥臭く生きることに懸命です。

つまりは足の裏的人間になることに徹しています。

『田中真澄の88話』ぱるす出版

新聞やマスコミは、稀(まれ)なこと、ありえないような確率の話や、目立つ話題性のあるニュースやトピックスを流す。

衝撃的だったり、目立たなければニュースにならないからだ。

だから必然的に悪いニュースばかりが流れるようになる。

我々は一生涯を通じて、ほとんどの人が、殺人事件などの凶悪事件にもあわず、身内に大スターや有名スポーツ選手などが出現することなく過ごす。

つまり、ニュースとは反対に、大多数は地味で、コツコツと、質素に暮らしている。

新聞やマスコミは、万に一つもないような特殊事例を載せるからこそ、経営がなりたつ。

だが、多くの人はそれが、誰にでも起こりうるような一般的な話だと勘違いしてしまう。

どんなに素敵な善行も、涙がでるような親切も、それを、普通の人が、目立たず、当たり前のようにやっているような行為は、ニュースにはならない。

つまりここで言う、足の裏的人間の行為だ。

それを、安岡正篤師は、「無名有力」であれ、と言った。

限りない魅力ととてつもない影響力があるが、無名であるような人であれ、と。

その反対が、テレビやマスコミに出ていて有名であるが、なんの力もなく、影響力もない、ただ目立つだけの「有名無力」の人。

足の裏的人間には限りない魅力がある。

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押忍
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