秋季支部昇段審査会

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10月10日(日)秋季支部昇段審査会が午前10時より予定通り審査が始まりました。

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まず、石黒師範より、「押忍」の声や返事の声が小さい受審者に「これから審査を受け、黒帯になるわけですから、大きな返事ぐらいできるように」と厳しい言葉から始まりました。
体力審査から、柔軟・拳立て・スクワット・逆立ち・ボール蹴り・懸垂・器具を使うベンチプレスとスクワットをこなし、技術審査では基本・移動・型を審査されます。
基本が正確に身に付いているか、移動や型では全体の動きとバランス、技と呼吸が一到しているか、「技の緩急」「力の強弱」「息の調整」が揃っているかを厳しく審査されました。
昇段審査の関門として最後に連続組手の10人組手があります。
ただ10人と対戦するわけではなく、試合とは違い、相手といかに調和し、技のやり取りができるかが大きな課題です。

1番手は増田1級。増田君は今回2度目の挑戦ですが、途中くじけそうになりながらも、後半では今まで目にしたことが無いほどの気力を出し切り10人を終えました。
この体験は増田君本人に取って貴重な体験だった事と思います。
今後の生活の中でも経験を活かせて行ってほしものです。
2番手は布施1級。無難に10人を相手に淡々とこなしたいきました。
3番手は山下1級。序盤は感情を表に出さず淡々と、終盤受けに回る場面が多くなり、技の受け返しの反応も遅れ気味になりましたが、10人を完遂しました。
4番手は中田1級。
体格のある1番手の相手を無難にこなしましたが中盤から手数が減り一方的に受けに回る場面が増え、終盤は気持ちを前に出しながらも10人を終えました。5番手。小木1級。序盤から動きが良く、9人10人目では疲れが見えましたが全体的に動きも良く、技のやり取りも反応良く返すことができていました。無事10人を終了しました。

昇段審査結果

 小木 一磨 初段
 布施 諒治 初段
 中田 雅文 来年4月までの半年間の審議
 山下 泰知 来年4月までの半年間の審議
 増田 航平 来年4月までの半年間の審議
以上の結果です。昇段された二人は、やっと空手の入口に立てた事を認識し、次の段階にむけそれぞれの空手の道を歩いて行って下さい。

秋季昇段者・昇段レポート

布施 諒治

秋季支部昇段審査会

「やっと立てた目標のスタートライン」
自分が極真空手を始めたのは、父親の勧めがきっかけです。最初に見た道場の風景は意外と和やかで気軽にできる場所だと思っていましたが、中身は違いました。稽古内容は意外に疲れるもので、最初のうちは、スパーリングの前の基本稽古とミット打ちで疲れ切っていました。毎回の稽古に慣れると、稽古も楽しく出来るようになりました。また、昇級審査を受けて級が上がることによって自分自身、気持に身が入るようになりました。試合経験をいくつか重ねていくうちに、もっと強くなりたいという気持ちが大きくなりました。先生は悪い点は、はっきり言ってくれますし、褒めて伸ばしてくれる方なので、自分自身道場に出るとやる気が出ます。極真空手を通じて自分は弱い部分もたくさんありましたが、強い自分になれた部分もたくさんあります。
今回、昇段審査で合格する事ができてうれしいです。そして、今、極真空手と言うスタートラインに立つことが出来ました。今後よりいっそう空手道に精進したいと思います。

小木 一磨

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僕が空手を始めたきっかけは、3歳の頃父と一緒に極真空手の試合を見に行った事でした。その頃の僕は、仮面ライダーが大好きで、ヘッドガードをかぶれば変身して強くなれると勘違いしていました。その、結果、新人戦に出てもやはり簡単には結果は出ず、何度も悔しい思いをしました.
小学生になり、上級生の強い先輩方たちに混ざり稽古をするようになりました。その稽古はとても辛く、いつも涙を流していました。そんな時、たくさんの先生方、先輩方、父兄の方々までが温かく見守り応援して下さいました。
今、こうして初段に合格できたのは皆様のおかげだと、とても感謝しています。僕の名前の由来は「一つの道を磨き極める」だと聞きました。父につけてもらった名前にふさわしく、そして、黒帯として恥じないよう、これをスタートに自分に負けない、困難に負けない強い気持ちを養っていきたいと思います。